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1 請求する側

不倫の慰謝料請求の流れは、まず不倫の事実確認と証拠収集から始まります。
次に不倫相手への慰謝料請求、そして交渉を経て合意という流れが一般的です。
以下に詳細な流れを説明します。
⑴ 不倫の事実確認と証拠収集
配偶者及び不倫相手の双方が不倫の事実を認めた場合にはそれほど問題とならないのですが、仮に配偶者及び不倫相手の双方、またはいずれか一方が不倫の事実を否定した場合に備え、不倫の事実を裏付ける証拠を収集します。
例えば、写真、動画、メール、LINEのやり取り、調査会社(いわゆる探偵)の調査報告書などが有効です。
並行して不倫相手の氏名や住所などの個人情報の特定も必要となります。
⑵ 慰謝料請求
証拠が集まったら配偶者及び不倫相手の双方、またはいずれか一方に慰謝料を請求します。
あとで配偶者や不倫相手から「そのような請求は知らない」と言われない為に内容証明郵便で請求することが一般的です。
⑶ 交渉
配偶者及び不倫相手の双方、またはいずれか一方が不倫の事実は認めるが、慰謝料が高額であると主張してくるケースもあります。
標準的な慰謝料額としては100万円から300万円程度が目安です。
慰謝料を請求する側としては、どれだけ説得的な増額事由を集められるかが交渉のポイントになります。
⑷ 合意
話し合いで慰謝料金額についての合意に至れば、示談書を作成します。
示談書には、慰謝料の金額、支払方法、接触禁止条項、口外禁止条項などを記載します。
ここでもどのような条項を示談書に盛り込むか、のちに紛争に発展しないかという不備がないかが交渉のポイントになります。
2 請求された側
不倫の慰謝料請求は通常は内容証明で通知が届きます。
突然、内容証明が送られてくれば、普通の方は驚きますので、まずは落ち着いて状況を把握することが重要です。
以下に詳細な流れを説明します。
⑴ 状況確認
送付されてきた内容証明で慰謝料請求の内容、請求金額、請求者の状況(弁護士を立てているかなど)を確認します。
⑵ 交渉
内容証明に書かれているような不倫の事実がないのであれば、「不倫の事実はない、不倫慰謝料を払うつもりはない」と明確に主張すべきです。
他方、不倫の事実があることは確かだが、「請求された慰謝料額が高額である」などと請求された側にも言い分はある場合にもやはり明確に主張すべきです。
特に請求された慰謝料が適正な金額かどうかがここでの交渉のポイントになります。
⑶ 合意
話し合いで慰謝料の金額や支払方法についても合意に至れば、示談書を作成します。
示談書には、慰謝料の金額、支払方法、接触禁止条項、口外禁止条項などが記載されます。
特に接触禁止条項が過剰な要求となっていないかが請求された側にはとっては交渉のポイントになります。
3 弁護士に依頼するメリット
上記の不倫慰謝料請求の交渉の進め方を見ますと、特に適正な不倫慰謝料額の算定、合意書の作成ということが交渉の進め方のポイントになります。
不倫慰謝料を請求する側、請求された側、いずれも適正な不倫慰謝料額の算定、合意書の作成という点では弁護士によるサポートは必須といえますので、当法人にご相談ください。

不倫慰謝料請求における弁護士の選び方
1 不貞慰謝料請求を得意とする弁護士を選ぶことが大切

結論から申し上げますと、不貞慰謝料を請求する側、請求された側いずれにおいても、不貞慰謝料の請求を得意とする弁護士を選ぶことが重要です。
不貞慰謝料請求を得意とする弁護士は、不貞慰謝料の発生原因である不貞行為を証明することや、相手の反論への対応を研究しています。
裏を返すと、不貞慰謝料を請求された際に、どのように対応するかについても詳しいということです。
以下、不貞慰謝料請求を得意とする弁護士、およびそのような弁護士の探し方について詳しく説明します。
2 不貞慰謝料請求を得意とする弁護士
あまり知られていないことかもしれませんが、法律には非常に多くの分野が存在しています。
それぞれ内容も大きく違いますので、ひとりの弁護士がたくさんの法律分野に精通するということは、現実的には困難なのです。
逆に、取り扱う分野を特定の分野に絞り、その分野の事件を集中的に取り扱うことで、当該分野に関する豊富な知識やノウハウを蓄積することができます。
つまり、不貞慰謝料請求を得意とする弁護士とは、不貞慰謝料請求を集中的に取り扱い、不貞慰謝料請求に関する事件を数多く解決してきた弁護士です。
特に不貞慰謝料に関する事件は、一般的な紛争に求められる証拠の収集や法的な主張だけでなく、感情が強く作用する場面における交渉など、実務経験に基づく技術が必要とされます。
このことから、不貞慰謝料請求にお悩みの際には、不貞慰謝料請求を得意とする弁護士を選ぶことが大切であるといえます。
3 不貞慰謝料請求を得意とする弁護士の探し方について
弁護士を探す代表的な方法は2つ挙げられます。
まず1つめは、弁護士会や自治体に相談し、弁護士の紹介を受けることです。
弁護士会や自治体に相談を申し込む際に、不貞慰謝料請求を重点的な取り扱い分野としている弁護士の紹介を受けたい旨をしっかりと伝えることが大切です。
実際に弁護士と相談をする際には、可能であれば解決実績も訪ねてみるとよいでしょう。
次に2つめとして、インターネットで弁護士を探す方法があります。
インターネットで弁護士を探す際には、弁護士事務所のウェブサイトで、不貞慰謝料請求を重点的な取り扱い分野としているかを確認しましょう。

受付時間
平日 9時~21時、土日祝 9時~18時
夜間・土日祝の相談も対応します
(要予約)
所在地
〒190-0023東京都立川市
柴崎町2-1-4
五光トミオー第2ビル6F
0120-41-2403
不倫慰謝料の請求についてまずは弁護士にご相談を
慰謝料を請求しても、相手が不倫を認めず、交渉が難航するということも考えられます。
また、不倫相手に対して慰謝料の請求をする場合は、その人と直接交渉をすることになるため、やり取りをすること自体、精神的なご負担が大きいことと思います。
このように、不倫の慰謝料の請求をご自身で行うことは容易ではありませんし、負担が大きいと思われますので、不貞行為に対して慰謝料を請求したいとお考えの場合は、まずは一度弁護士に相談されることをおすすめします。
弁護士から的確なアドバイスを受けることができますし、弁護士に依頼をすれば弁護士が代理人として代わりに交渉をしてくれます。
自分で直接交渉しなくてよくなるため、お気持ちの面での負担の軽減につながるかと思います。
何より、不倫の慰謝料の問題に対して、法律の観点から適切なアドバイスや対応方法を提案してもらえるため、より適切な問題解決を図ることができる可能性が高いです。
不倫の慰謝料を請求された場合も、請求された金額が妥当なのか判断できないこともあるかと思います。
どのように対処すべきかについて、まずは弁護士へご相談ください。








































